町家を見学させてもらいました。「その1」に続きお部屋の中の写真です。
こちらはもともと「お茶屋さん」だったそうです。お茶屋とは、芸妓さんや舞妓さんを呼んで食事やお酒を楽しむところ。こんな番台をしつらえてあり往時を偲ばせてくれます。
階段にはこんなすてきな引き出し階段が。細かいところにこんな工夫がされているのが町家の面白いところ。
箪笥。そして小物も京都らしい。
お部屋から望むお庭。
こちらは奥の間から望むお庭。このように庭は、部屋から見たときの景観を考慮して作られています。
欄干に渡されているのは山椒の木だとか。虫除けのためかと思ったのですが、そうでもないようです。見た目の面白さゆえ?
「鶴の間」の障子にはこんな細工が。
二階はちょっと洋式のエッセンスも加味されています。八十坪ほどの大きく立派な町家。維持するには熱意と労力と費用がかかるうえ、住むとなると冬は寒く夏は暑い。しかし、この家主さんのように、こういった様式日を愛される方々によって受け継がれています。