おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

京都から1時間 田舎をじっくり味わえる 夏の「ふるまや」

京都駅から特急に乗って1時間、綾部駅から車で15分ほどのところにある田舎町「三和町」。そこにある宿「ふるまや」さんに、この春に続いて行って来ました。前回は、昼食だけだったので、今度は泊まりで。

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「ふるまや」は、江戸時代の古民家をオーナーの沢田さんがご両親といっしょにリフォームした素敵な宿です。

 

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ふるまやさんの隣りは畑。ここから今晩の野菜も採ってきます。

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今回は、子どもに川釣りを教えてあげようと、釣り竿2本もっていってきました。ここは宿から歩いて2分ほどの小川。川虫を採って、それを餌に川モツなどと呼ばれる川魚を釣ります。川がきれいだから、どんどん釣れた。

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釣りから帰ってきたら、スイカ割りさせてもらった。

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そしてスイカとシャーベットを、こんなかわいい屋外ブランコでいただく。

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夕飯は、こんなデッキでバーベキュースタイル。

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猪肉を焼いているのは、フランス人の青年。彼らは「ウーファー」だと言います。初めて聞きましたが、ウーファー(WWOOFer)とは、ウーフー(WWOOF)登録して、ホストに行き、そこで手伝いをする人たちのことだとか。専門のサイトを見るとこんな説明があります。

《ウーフーは交換のしくみです。ウーファーはホストの仕事や家事を手伝う代わりに、食事と寝る場所が与えられます。お金はまったくかかりません。食事のときは、ホストと一緒というところが多いですが、場所により、自炊をするところもあります。寝る場所は、ホスト宅の空き部屋を一人で使ったり、ほか のウーファーとシェアしたりするほか、ウーファー用の建物や小屋、またはログハウスやなかにはテントというところもあり、いろいろです。この情報は、登録 後に閲覧できるリストに掲載されています。》

彼らのひとりは、日本にあるウーフーの宿を泊まり歩いて西日本を一周しているのだとか。彼はフランス人の学生で、他国に3カ月いると単位が貰えるので、その一環で日本に来ているんだそうです。ウーフーは、日本人でも登録できるので、これからの大学生の旅行のひとつの在り方になるかもしれない。

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子どもたちはマシュマロのバーベキューもさせてもらった。けっこう海外ではポピュラーなんだとか。

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下の娘は、どこでもすぐに馴染むので、伸び伸び勝手気侭にやってました(笑)いつかウーファーになって、日本でも世界でも周わるといいね^^

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この宿の魅力は、このふるまやを作った沢田さんに尽きるんだなぁ。僕は結局、旅って誰と会って、どんな話をしたのかに尽きると思うので、こういった人の顔の見えるところが好きだ。京都は、市内を旅行するだけで終わる人が多いけど、たった1時間で、本当に素晴らしい田舎に来ることができます。本を2、3冊もって、ふるまやでのんびり読んで、散策して、沢田さんのご飯を食べて、沢田さんと話して帰る。そんな贅沢な旅行がふるまやではできる。大旅館の旅に物足りなさを感じる人、オススメですよ。もちろん子どもたちと川遊びにも最適です。