おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

京都にあった本初子午線

来年は、地図ネタで何かを作ろうかと関連本を読んでいると「昔は京都に本初子午線があった」という話を知った。なるほど。本初子午線とは、地図において経度0度0分0秒と定義された子午線のことで、今はイギリスのグリニッジ天文台に設定されてるわけですね。人為的に設定するものだから、今みたいに統一されたものがないときは、各国がそれぞれ設定していた。その本初子午線が、江戸時代には、京都しかも中京区という実家の近くにあったというので、その跡を覗いてきました。

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ここに、その昔「京都改暦所」というものがあり、そこを起点に本初子午線が引かれていた。といっても、それを偲ぶ史跡のようなものはありません。京都市中京区西月光町のこのお稲荷さんのあたりが、その地であったそうです。「昔はどうなっていたのか?」って、けっこう細かい視点で色々考えてみると面白い発見がいろいろあるなと、思った年の瀬でした。