おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

『二分間の冒険』

こないだ、子どもが学校からもらってくる「図書館だより」的なものを見ていると《我が子の読書が「ゾロリ」から、先に進まない》といった悩みをの声がありました。なるほど。たしかに今『怪傑ゾロリ』や『ほねほねザウルス』といった漫画に近い本がたくさんあるからな〜。僕も「ゾロリ」がダメってことはないけれど、文章がしっかりした本も読ませたいので、いいのがないかと探して出会ったのが、岡田淳さんの作品。1年生でも読めそうで、探偵とか推理のような要素があって面白そうなものと探して『カメレオンのレオン』を選んだところ、一気に読んで「面白かった!」と喜んでいた。ほう。それならば僕も読もうかと少し難しめだけどタイトルが実に意味ありげで魅かれる『二分間の冒険』を買って、子どもに聞かせながら一読したけど傑作だった。いいなー。これまで読んだことがなかったのですが、岡田淳さんって「ファンタジーの名手」と呼ばれる熟練作家さんだったのですね。これからしばらく追っていきます。ゾロリの次を探している人、お勧めですよ。

カメレオンのレオン つぎつぎとへんなこと (岡田 淳の本)

カメレオンのレオン つぎつぎとへんなこと (岡田 淳の本)

 
二分間の冒険 (偕成社文庫)

二分間の冒険 (偕成社文庫)