おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

漢字の部首が難しい

小学2年の息子は、漢字が苦手っていうより勉強しないから、わかってないんす。そんなとき、息子の小学校で漢字検定の試験が実施されることになり「お前も受けろ」と言っても渋ってるから「パパも受けるからお前も受けろ!」ってことで、僕も初めて漢検を受けることになったのです。

受けるのは2級。高校卒業時のレベルだし、小学校会場で受けられる最高レベルなので、まあ2級だろうと。編集者になって20年だし、受かるでしょ!

と、思っていたのですが、さすがに何の準備もせずに受けるわけにもいかないと、過去問題を見たのですが、これが一筋縄ではいかない。

読みは、九分九厘読めるのですが、書くのが七割程度。やはりパソコンの弊害で、いざ書こうとしても思い出せないんだけど、ま、ここまでは想定内。2月6日の受験日までちょっと勉強すれば、書けるだろうと。

ただ、問題は部首!なんなのこれ。漢字の部首を問う設問が必ずあんだけど、これが奇問、難問で、半分もわからないし、意味がわからないし、覚えて何の得があんのよこれ。

<2級の部首問題一例>

①街

②丙

③斉

④亜

⑤奔

<答え>

①行

②一

③斉

④二

⑤大

どうですか。わかんないでしょ。ったく、こんなカルトQみたいなものを、ちまちま覚えている暇はないんだよと思ったのですが、「なるほどの素」という素晴らしきブログに、「漢字検定によく出る部首の考え方・覚え方」という記事がありました。

これによると《漢字の一部が音読みを表す「音符」、他の一部が意味を表す「意符」の組み合わせで出来上がっている漢字がほとんど》であり、この意符の部分が部首になることがほとんどなのだとか。

具体的にいえば「暮」「募」「墓」「慕」は、すべて「ボ」と読むように、上の部分が「ボ」という「音符」で、それ以外が「意符」となる。だから部首は順次「日」「力」「土」「心」になるのだとか。

ほー。これは役に立つ法則(ただ、この法則が役に立たずそのまま覚えるしかないものも多いんですけどね)。漢検のテキストは、過去問をただ紹介しただけで終わらせず、こういうことを書いておきなさいよと、なにかとブツクサ言ってるんですが、せっかくなんで来年は漢字の本でも作ろうかと思っている年の瀬です。

*以前、「斉」という漢字の部首を「文」とかいておりましたが「斉」の誤りでしたので訂正いたします。ご指摘くださった方ありがとうございました。