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おかべたかしの編集記

読書・執筆・育児の記録と、お知らせと。

「本を作るということ」で知った製本家というお仕事

昨晩、荻窪の書店「TITLE」で行われた「本を作るということ」というトークイベントに行ってきました。

絵本作家・井上奈奈さんの『うさぎまでのおさらい』という作品に携わった「中野活版印刷店」の中野さんと、製本指導された「空想製本屋」の店主・本間あずささんのお三方によるお話。この『うさぎまでのおさらい』は、手製本で作られたもので、今の商業出版の主流からすれば、それはもう小部数の作品でしょうが、部数などとは関係なく、作品にかかわった方々の素晴らしい情熱が感じられて、同じ本を作る者として背筋が伸びる思いがしました。大部数ではあるもののスクラップ&ビルドのような本も多いなか、少部数、高定価であっても、本を愛する人によって支えられ、ちゃんと商品としても流通していく新しい本の形を見ることができて、とても有意義でした。

さて、そんなトークイベントで、僕にとってももっとも驚きだったのは、製本家という仕事をされている「空想製本屋」の店主・本間あずささんの存在でした。

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オーダーメイド手製本や、本の仕立て直しといった仕事をされる方がおられたなんて!

本間さんは、都内の工房で手製本を学んだあと、スイスのアスコナ製本学校で製本技術を学んだといいます。詳細は、以下のリンクでご覧ください。

空想製本屋

本って、もっと多様性があって、いろんな可能性があるんだなと、昨日、登壇された3人の方に教えていただいた気がしました。いや3人じゃないな。4人だ。この本の版元は、たった1人で出版社「ビーナイス」をされている杉田さん。ご縁があり、たまにお話させていただきますが、本にかける情熱、いろんな才能を幅広くリスペクトされる姿勢に、いつも感じ入っています。

「出版不況」などと数字でしか本の未来が語られない昨今ですが、まだまだいろんな可能性があると元気づけられました。本の未来は明るい!

そうそう明日は「目でみることば」シリーズの偉大なるパートナー・カメラマンの山出さんが下北沢のB&Bのこんなイベントに登壇されるので、こちらにも行ってきます。

楠見清×南信長×山出高士「このマンガ&アニメのキャラクター銅像がすごい!」『もにゅキャラ巡礼』(扶桑社)刊行記念 | 本屋 B&B

席はまだまだたっぷり残っているそうなので、興味ある方ぜひ。こういったイベントに気軽に行けることこそ、東京の大きな魅力。東京1年生のみなさん、ぜひこんな書店のイベントにも気軽に足を運んでみましょう。会社と家の往復だけじゃ、東京は元がとれませんよ。