おかべたかしの編集記

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多摩動物公園で「東西のモグラ」を見てきた

関東と関西の相違点は、食や文化だけではなく、生き物にも見られます。関東ではアブラゼミが多いけれど、関西ではクマゼミが多いというのはよく知られていますが、なんとモグラも違うといいます。

関西には「コウベモグラ」が多く、関東には「アズマモグラ」が多い。それで体格に勝る「コウベモグラ」が、「アズラモグラ」も生息地を脅かしているというではありませんか。まるで「東西モグラ戦争」のごとき状況だというのですが、そんなら見てみたいと探すと、東京の多摩動物公園に、その2種類のモグラが展示されているというので行ってきました。

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山出カメラマンが撮ってくれたこの写真。なんか無駄に近未来感があって大好きなのですが、どうでしょう。とてもモグラを観察しているようには見えませんが、これぞ「空中モグラ」という観察方法で、このようにトンネルを空中に這わせることで、その動きが観察できるのです。

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トンネルを見上げるとこんな具合で、モグラが通ったら鈴が鳴るという親切設計。さて、このような状況でコウベモグラとアズマモグラを飼育していたら、それこそ戦争になるのではと思ったのですが、なんとこのトンネルは1匹につき1つ。つまりモグラたちは、他のモグラと出会うことなく、己のトンネル生活を謳歌しているのでした。

なんでも、モグラはアズマ、コウベといった種類の違いに関わらず、自分のトンネルにきた他者を排除するので、同じ穴で飼育することはできないのだそうです。

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そんな謎めいたモグラの生態を教えてくれるのが、この壁に貼られた「おしえて!モグラ先輩!」。これが超毒舌で実に面白いのでぜひ見てください。

今、多摩動物公園に行ったらとても暑いと思うので、冷房完備の「もぐらのいえ」おすすめですよ。こんな「東西モグラレポート」を『くらべる日本 東西南北』に記しておりますのでぜひ。

くらべる日本 東西南北

くらべる日本 東西南北

 

 なお、モグラについて詳しく知りたい人は、『モグラ博士のモグラの話』がすごく面白いので超オススメです。

モグラ博士のモグラの話 (岩波ジュニア新書)

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