1年前に出版した『くらべる値段』が、嬉しいことにまた増刷となりました。これを記念して新たにPOPを作ってもらったのですが、そこに北村薫さんお言葉をいただいております。
昨年末の『本の雑誌』の「私のベスト3」に選んでいただいたときのコメント。改めて見ても嬉しく、これからもまっすぐに本を作っていこうと思います。どうもありがとうございました。
《今回「三方よし」という近江商人の心得があることを知りました。これは「売り手よし・買い手よし・世間よし」のことで、売り手と買い手が満足して、かつ社会貢献できる商売であらねばならないという考えだといいます。この「売り手」と「買い手」が満足する関係を成立させるためには、値段の背景を知ることがとても大切――本書の取材を通じてたびたび感じたことです。この本が、このような理想的な関係づくりに、ほんの少しでも貢献できれば嬉しく思います。》
本書の「あとがき」の一節ですが、こういう考えの広まりの一助にこの本がなれればと思っております。
メッセージだけでなく、見ても楽しい本ですよ。
6600円のカステラって何が違う?
財布の価格差は何で決まる?
高価なフライパンは何がいいの?
金魚も高いのいるよね……。
身近なものの値段の差を楽しく学べる本書、ぜひ手にとってみてください。
あと、創刊したばかりの新メディア「缶詰ニュース」さんで紹介してもらいました!