おかべたかしの編集記

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FC東京 2005年から2019年、個人的な採点レビュー

今期はFC東京が絶好調。「俺たちが生きているうちにリーグ優勝できるのかな」と、サポ仲間の高井さんといい続けてもう15年。今年こそという気分がクボタケゴールの連発で一層高まっております! 

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こちらは先日ルヴァンカップで訪れた秩父宮。今年はスタジアム通いも楽しいですね。

さて、まだまだ新参サポ気分でしたが、もうSOCIOになって15年。果たしてこの15年のなかで、今年はどれほど楽しいのだろうか――。自ら過去を検証してみようと、祝杯をあげて帰ってきたハイテンションのなか書き綴っていたのがようやく完成。

FC東京、2005年から2019年、個人的な採点レビューです。

 

<2005年>監督 原博実

前年、ナビスコで東京が優勝するのをテレビで見ていて一気に東京への関心が高まり、先輩サポの高井さんに導かれスタに通ううちこの年からSOCIOに。サポ1年生は、見るもの知るもの楽しくって、サカマガ、サカダイ、毎号買ってたなぁ。そして東京サポのブログを見るのも楽しかった。「あらちゃん」「夜の夢こそ真」とか、試合後、更新されるのが楽しみでした。この年、印象的だった選手といえば、マリノス戦で強烈フリーキックを決めた鈴木規郎。そして28節の東京ベルディとの東京ダービー、試合終了まぎわにゴールを決めたササ・サルセード

www.youtube.com真裏で見てたなー。2005年はリーグ10位ながら、個人的には大変面白い年でした。75点!

 

<2006年> 監督 アレッシャンドレ・ガーロ/倉又 寿雄

FC東京が初めて外国人監督を迎え入れた2006年。なかなか勝てないガーロ監督を途中解任した年ですが、この年が実は大変面白かったんですよね。その面白さは第28節のガンバ戦(3−2)と第30節のフロンターレ戦(5−4)に集約されていたんではないでしょうか。今でもこの2戦を東京のベストバウトに挙げる人もいるでしょう。衝撃のミラクル大逆転。

www.youtube.comこの2戦もありリーグ13位ながら楽しい年だったと記憶。65点!

 

<2007年>監督 原博実

原さんが出戻りで監督になったこの年は、ワンチョペに尽きるでしょう。前年のW杯で活躍したビッグネームでしたが、東京ではピッチをただただ浮遊する感じでインパクト残せず沈黙。

www.youtube.comこれがワンチョペ初ゴールだったのか。「あー!これこれ」感が皆無。記憶に残っていないということはチームも低迷していて12位。ほとんど印象に残っていない年です。30点。

 

<2008年>監督 城福浩

監督が城福さんに変わった2008年は、実に楽しい年でした。カボレ、長友、そして大竹洋平

www.youtube.comこのクラシコのゴールとか、本当に鳥肌もんだった!エメルソン、羽生もいい働きでワクワクした年。大竹は今でも応援していて、今季、長崎で活躍しているのを嬉しく見ておりますよ。75点!

 

<2009年>監督 城福浩

城福監督2年目。この年はなんといってもナビスコ優勝! 満員の国立、米本のゴール。そして平山のゴール!

www.youtube.com試合後、味スタまで行って城福さんの挨拶を聞いたのも忘れられない思い出。

あと、なんといってもこの年は石川直宏が、神がかっていて15ゴールをゲット。平山も「神様みたい」と言っていたが、本当に神が宿ったようなゴールを連発していた。

www.youtube.comなかでもこの動画8ゴール目の清水戦のアウトサイドミドルは現地で見ていて鳥肌たった。この2009年のナオが見れたのは宝物です。ただ、この年、大怪我してしまったのが本当に残念でしたが……。いろいろ印象深い年90点!

 

<2010年>監督 城福浩/大熊 清

前年の高揚感を抱きながら迎えた2010年が、まさかの降格シーズン。大熊さんに変わっても浮上するきっかけをつかめず、あの西京極を迎えたんですよね。33節、味スタでのモンテディオ山形戦、勝てば残留に大きく前進したであろう試合の終了間際、田代有三にゴールを決められたときトイレに行っていて、戻って来たらスタジアムがシーンとなっていたことをよく覚えています。

www.youtube.comそういや開幕戦でこんなゴールを平山が決めていたっけ。でも、あまり覚えていない。なんとなく記憶から消しているんでしょうねぇ。30点。

 

<2011年>監督 大熊 清

J2年。この年は3月11日に震災があり、第2節からJリーグは長い休みに入ります。再開のゲーム、東京はフクアリジェフ千葉戦。どうしても見たくって、スタジアムに行った。オーロイという長身選手に、スローインからヘッドで決められて完敗したけど、サッカーが見られて幸せだと思った印象深い試合。

www.youtube.com川崎のこのPVも何度も見た。今、見ても涙ぐみますね。

www.youtube.com何かあったとき、Jサポ同士で助け合えたり、繋がれるって嬉しいなと感じた年。Jリーグがより大切になった年であった気がします。東京は前半苦しみながらも、ルーカスの復帰などもあり見事J2優勝。J1復帰を決めたのでした。羽生さんの涙など印象深い試合も多く、みんな戦っていたと感じた年。80点。

 

<2012年>監督 ランコ ポポヴィッチ

この年は、元旦に大熊監督が勇退となる天皇杯の決勝があった年。スタジアムで観戦中も、けっこう大きな地震があったことを覚えています。試合は、森重の見事フリーキック&ルーカスゴールなどもあり完勝!とても嬉しい年の初めとなりました。

www.youtube.com

今でも右のフリーキックは森重に蹴ってほしいんですけどね……。ただリーグは10位と今ひとつ振るわず。今ひとつ印象にないのでした。60点。

 

<2013年>監督 ランコ ポポヴィッチ

ポポ東京2年目。ポポ時代の選手といえば、アーリアですね。

www.youtube.com東京の歴史のなかでも随一といわれるアーリアチャントが歌いたいから、みんなアーリアゴールを待ち望んでいたのでした。ただ、この年、ポポ監督の退任に伴い、これから主力になると思われるアーリアもまさかの退団。あとは、ネマ!

www.youtube.comスーパーサブとして印象深いゴールが多かった。愛された外国人選手でしたね。ただ、この年もリーグ8位と振るわなかったのでした。60点。

 

<2014年>監督 マッシモ・フィッカデンティ

新監督にマッシモを迎えての1年目。マッシモの手腕といえば、武藤の抜擢でしょう!

www.youtube.com入団1年目、開幕戦から先発起用って、長友とか以外にあまり記憶にない。武藤はとにかく体幹が強く、倒れないことも好印象。強いFWの出現にワクワクしました。9位ながらも、下地ができている感じがして見ていて楽しかった年。65点。

 

<2015年>監督 マッシモ・フィッカデンティ

マッシモ2年目は、躍進の年でリーグ4位!この年も武藤!武藤!だったんだけど、途中で海外移籍をしてしまったんですねぇ。

www.youtube.com武藤のラストマッチ。この日は夕焼けがすごくきれいでした。スタジアムも超満員だったねぇ。息子も14番のユニフォームを買って喜んでいて、東京がヒーローを生み出した感じで嬉しかったな。今でも応援してますよ。この年は堅守もハマって躍進。75点。

 

<2016年>監督 城福浩篠田善之

前年好成績を収めたマッシモ監督からまさかの城福監督再任。城福さんの08年、09年にはいい印象を持っていたので期待もしたのですが、厳しいシーズンでした。まあ権田も抜けて、太田も抜けて、期待のハ・デソンが当たらずいろいろ運もないところ多々ありましたが……。夏に城福さんが解任されるも、後任の篠田さんから持ち直して、なんとかリーグ9位。

www.youtube.comなんか記憶に残っている試合がほとんどないですが、こんな動画をみると「ああ、ムリキっていたなぁ」という感じ。40点。

 

<2017年>監督 篠田善之安間貴義

篠田監督2年目。振り返ってみれば、この年がいちばん辛く、もう関心すら薄らいだシーズンでした。とくに夏以降の閉塞感、バラバラ感はある意味すごかった。ここまで関心が薄らぐのかとちょっと自分でも驚いた年。

www.youtube.comこの開幕直後の大久保→ウタカのワンツーゴール見たときは、ワクテカしたものでしたがねぇ。この年、クラブからの情報開示があまりに少ないと感じた。チームがどういう方向に向かっているのか、監督やフロントが何を考えているのか。負けるのは仕方ないけど、チームの方向性を発信しないと応援できないよ。実はそんなことをチームにメールしたのはこの年だけでした。でも、それから今に至るにチームからいろんな発信がされるようになったと感じるので、サポの声って届くものだなと思った年でもありました。この年が、ここ15年で一番点数低いですね。15点。

 

<2018年>監督 長谷川健太

どん底の前年から、監督を引き継いだのは長谷川健太。当初は「ペドロヴィッチのほうがいいじゃん!」なんて思ってましたが、これがいい意味で期待を裏切る結果で、健太監督は名将です! とにかく明るいのがいい。あと縦に早いのがいい。サッカーに誰が「ポゼッション率」なんてものを導入したのか知りませんが、そんなものはまったく不要。ボールをとったら一気に前線で問題なし。それに前年に加入したGK林や高萩、永井が主力になってきたのも頼もしかった。そしてなんといってもディエゴでしょう。

www.youtube.com実力でいえば、東京の歴代助っ人のなかでナンバーワンじゃないでしょうかね。強い、早い、上手いの三拍子を備えていて、まさに核。それで周りを使うのもうまいから、永井も生きるし最の高!最終的に6位でしたが、いろいろ期待させてくれた年でした。75点。

 

<2019年>監督 長谷川健太

そして今年。去年からそれほどメンバーは変わっていないものの、ディエゴと永井のツートップの完成度アップ。そしてなんといっても久保!久保!久保!

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 この浦和戦のゴールなど、この15年間でベスト3に入るんじゃないでしょうかね。久保のヘッドフェイントが最高! あと「つよポン」こと新加入のDF渡辺剛が、衝撃度大。何気に彼は、ここ10年でも5本の指に入る新人なのではないでしょうか。この松本戦とか、よかったーな。

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 というわけで、見どころ満載の今季。間違いなくこの15年でいちばんの充実度。楽しさ満点。というわけで90点!

こんなに楽しいのにまだ味スタは満員じゃないのはもったいない限り。ぜひぜひみんなスタジアムに行こう🎶ってことで!

今年は最後の最後までリーグ優勝戦線楽しませてください! 大いに期待しています。次の試合が待ち遠しいね。