おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

「観る将」という言葉がより広まれば〜『将棋「観る将になれるかな」会議』〜

昨年末に出版しました『将棋「初段になれるかな」会議』が、おかげさまで大変好評をいただきまして、すぐに「第二弾をやろう」と盛り上がりました。

「初段の次は二段になれるかなですかね」とか「いっそ5級になれるかなじゃない?」などいろんな意見が出たのですが、もっと将棋番組を楽しく見られる本があればなと思ったのです。僕なんかもNHK杯やニコ生、アベマなどで将棋観戦を始めましたが、まず「将棋用語」が難しい。高野先生に「居飛車の本格派なんて紹介されますが、居飛車の軟投派って人もいるんですか?」とか「攻めの棋風と受けの棋風って、何がどうちがうんですか?」などと、素朴なことを聞いていくうちに楽しいトピックスが溜まっていったのが今回の本です。当初は「将棋がもっと楽しく見られる」的なタイトルでしたが、担当さんと話すなかで「観る将」と付けてみようとなりました。

前回のタイトルを踏襲すれば『将棋「観る将になれるかな」会議』。

「観る将」は「初段」と違って「なる」ものじゃありませんよね。見てれば誰でも「観る将」。でも将棋のことをいろいろ知ればより楽しく見られるし、何より「観る将」ということばがより広く浸透していけば将棋を見るファンも増えていくはず。そんな想いもあって、このタイトルに落ち着きました。「観る将」ということばが、それこそ年末の流行語大賞の候補に入るなんて流れになればいいですねぇ。少しでも観る将が増えて、将棋会の発展につながれば嬉しく思います。

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前回も楽しかったさくらはな。さんの漫画は今回もたくさん掲載されています。帯の漫画も素敵で、こちらが表1側。表4側にさくらさんの「観る将トキメキポイント数」が書かれているのですが、さてさくらさんは、この漫画に何カ所の「観る将ポイント」を描いたでしょうか?

これクイズにしておきますね^^

というわけで「観る将会議」は、今月末発売です。よろしくお願いします!

将棋「観る将になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「観る将になれるかな」会議 (扶桑社新書)

 

 こちらも引き続き好評。「初段会議」です。

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)