昨年の夏から撮影を始めていた「目でみることば」シリーズ第12弾となる『くらべる京都』がまもなく発売となります。やっとできた。
カバー写真は「西寺」跡。京都の東寺といえば、誰もが知る京都を代表する観光名所ですが、平安京が作られたときには、この「東寺」と対をなす「西寺」があった。今は史跡柱が残るだけですが、ここがまたきれいでいいところなんですよ。西寺を見学してから東寺を見れば、平安時代の京都がより豊かに想像できること間違いなし。
このようなアプローチを
「くらべて見つける京都の魅力」
とサブタイトルで名付けましたが、この狙いがよく生きたいい本になったと思います。
京都の橋といえば「三条大橋」ですが「七条大橋」がこんなに素敵だなんてご存知でした?
こんな見てたのしい「くらべる」は、京都の中だけでなく、他府県も対象にしています。たとえば千葉にある祇園。
この素朴でキュートな祇園、いいですよね。一目惚れしました。
また同じ千葉県に鴨川市というのがありますが、この名前は当地を流れる川が、京都の鴨川に似ていることがその由来とされています。でも「どこからの眺めが似ている」という定説はないというので、京都出身の私が、「じゃあどこが似ているのか調べてみよう」と行ってきました。
ここなんか似てますよね。
このようにいろんな角度から京都を見てみた「くらべる京都」。週末には書店の店頭に並ぶかな。ぜひよろしくお願いします。それで発売を記念して、京都の四条烏丸にある大垣書店の本店で、トーク&サイン会を2月25日の火曜日に行います。
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山出カメラマンと、取材秘話などいろいろお話しますので、ぜひお越しくださいませ。