おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

zineの話をしませんか〜「マチノミ」イベントのご案内〜

この春にマチノミというzineを出しました。

 

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くわしい経緯はこちらの記事で。

okataco.hatenablog.com

それで、創刊イベントを7月30日にやることになりました。

www.facebook.com

 

ぜひ、zineを作っている方、これから作ってみたい方おられたら、ぜひ遊びに来てください。1冊1冊は小さな存在のzineですが、たくさん集まれば大きな力になると思います。自由に作ったzineに力が出てくると、今の出版界にもよき影響が出てくると思う。それは企画は数字から作るんじゃない。現場の面白いという発想から作るんだということだと思っています。

business.nikkeibp.co.jp

こちらは「マチノミ」の執筆者の1人でもある経堂「さばのゆ」の店主・須田さんの記事。面白いものは、こういったところから生まれるのが令和の時代ではないでしょうか。ぜひご一読を。

 

 

将棋用語のお酒探し〜「観る将会議」のイベントやりますよ〜

『将棋「観る将」になれるかな」会議』の発売を記念して、イベントをすることになりました。

nikkan-spa.jp

7月7日の日曜日、第一部は高野先生による指導対局。第二部は、執筆陣のトークショーとお酒を飲みながらの懇親会。場所は、僕と高野先生が、たびたびお世話になっている経堂の素晴らしいイベント酒場「さばのゆ」さんです。応募方法など、上記サイトにありますので、ご都合あいましたら、ぜひおこしくださいませ。

 

さて、こういった将棋のイベントをいろんなところでやりたいなと考えていまして、そんなときに大切なアイテムはやっぱりお酒^^ それで、こないだ近くの酒場で飲んでいたら「雁木」という美味しい日本酒があったんですよ。

 amazonにもあった。これだったかな? 雁木といえば、将棋ファンにとっては、近年、よくみるようになった囲いですよね。

www.shogi.or.jp

そうこれが雁木。僕なんかほとんど指したことないですけど、名前はよく知っている。こんな将棋に関する名前で、美味しいお酒、なにか他にないですかね。

www.kakuyasu.co.jp

飲んだことないですが「闘魂 王将」という酒があるようだ。なんで「闘魂」なんでしょうか。

www.miyozakura.co.jp

同じ囲いつながりでいえば「美濃屋」というのもありましたが、ちと苦しいか^^; 

 「観る将会議」で高野先生が言ってましたが、霧島酒造は、女流棋戦のスポンサーでもあることもあり、愛好している棋士が多いのだとか。この黒霧島は将棋イベントで出すのは大有りですね。

他に将棋用語に関するお酒で、ご存知なものがあれば教えてくださいませ。

「観る将」という言葉がより広まれば〜『将棋「観る将になれるかな」会議』〜

昨年末に出版しました『将棋「初段になれるかな」会議』が、おかげさまで大変好評をいただきまして、すぐに「第二弾をやろう」と盛り上がりました。

「初段の次は二段になれるかなですかね」とか「いっそ5級になれるかなじゃない?」などいろんな意見が出たのですが、もっと将棋番組を楽しく見られる本があればなと思ったのです。僕なんかもNHK杯やニコ生、アベマなどで将棋観戦を始めましたが、まず「将棋用語」が難しい。高野先生に「居飛車の本格派なんて紹介されますが、居飛車の軟投派って人もいるんですか?」とか「攻めの棋風と受けの棋風って、何がどうちがうんですか?」などと、素朴なことを聞いていくうちに楽しいトピックスが溜まっていったのが今回の本です。当初は「将棋がもっと楽しく見られる」的なタイトルでしたが、担当さんと話すなかで「観る将」と付けてみようとなりました。

前回のタイトルを踏襲すれば『将棋「観る将になれるかな」会議』。

「観る将」は「初段」と違って「なる」ものじゃありませんよね。見てれば誰でも「観る将」。でも将棋のことをいろいろ知ればより楽しく見られるし、何より「観る将」ということばがより広く浸透していけば将棋を見るファンも増えていくはず。そんな想いもあって、このタイトルに落ち着きました。「観る将」ということばが、それこそ年末の流行語大賞の候補に入るなんて流れになればいいですねぇ。少しでも観る将が増えて、将棋会の発展につながれば嬉しく思います。

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前回も楽しかったさくらはな。さんの漫画は今回もたくさん掲載されています。帯の漫画も素敵で、こちらが表1側。表4側にさくらさんの「観る将トキメキポイント数」が書かれているのですが、さてさくらさんは、この漫画に何カ所の「観る将ポイント」を描いたでしょうか?

これクイズにしておきますね^^

というわけで「観る将会議」は、今月末発売です。よろしくお願いします!

将棋「観る将になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「観る将になれるかな」会議 (扶桑社新書)

 

 こちらも引き続き好評。「初段会議」です。

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

 

 

 

『将棋「初段になれるかな」会議』が将棋ペンクラブ大賞の最終候補に&次作は「観る将」会議

昨日は、芥川賞直木賞の候補作発表のニュースも流れていましたが、優れた将棋に関する著作を顕彰する「第31回 将棋ペンクラブ大賞」の最終候補作も発表されておりまして、嬉しいことに『将棋「初段になれるかな」会議』が最終4作品に選ばれたのです!

 

〔技術部門〕 17作品→6作品→4作品
先崎学中村太地 『先崎学&中村太地 この名局を見よ! 20世紀編』(マイナビ出版
高野秀行、岡部敬史、さくらはな。『将棋「初段になれるかな」会議』(扶桑社)
西尾明 『コンピュータは将棋をどう変えたか?』(マイナビ出版
杉本昌隆 『将棋・究極の勝ち方 入玉の極意』(マイナビ出版

 

名だたる棋士の先生方の著作のなかに選んでいただき大変に誇らしい。大賞発表は7月20日とのこと。この日は地元の経堂祭りの日でもあるので、高野先生といつもの「会議室」で、発表待ちごっこでもしようかと話しております。

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

 

 「初段になれるかな会議」の続編は作業を終えまして、今月末に発売予定。次作は、将棋を見るのがもっと楽しくなる情報満載でお届けする

『将棋「観る将になれるかな」会議』!

将棋「観る将になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「観る将になれるかな」会議 (扶桑社新書)

 

おー!amazon出てた! こちらもよろしくお願いします。イベントもやりますよ^^ 詳細はまた追ってご報告いたします。

大垣書店烏丸三条店での「目でみることば」フェア

京都の大垣書店烏丸三条店で「目でみることば」のフェアをしてくださっていると、営業の方が写真を送ってくれました。

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こんな立派なフェアとは思いもせず本当に嬉しいなぁ。お近くの方、機会あれば足をお運びください。

大垣書店さんといえば、京都を代表する本屋さん。最近、ツイッターで発信されていて知った「印刷できる本屋さん」こと「堀川AC Lab」なるお店にとても魅かれています。

www.books-ogaki.co.jp

こちらの記事もわかりやすいかな。

kyoto-iju.com

小ロットのZINEも作れるとのこと。将来的に「マチノミ京都版」の視野も入れて、今度、帰省した際は見学に行こうと楽しみにしております。

 

お気に入りの「目でみることば」その7 「図星」ってどんな星?

お気に入りの「目でみることば」紹介コーナー。今日は「図星」です。「人の指摘がその通りであること」を図星といいますが、では「図星」とは何か? これが図星なんですね。

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この弓の的の中心部が図星なんです。こりゃわかりやすい!と撮影場所を探したのですがこれが思ったより難しく、方々の弓道場などに電話した結果、東京武道館弓道場で撮影できたんですね。このためだけに団体登録とかして(笑)。撮ってしまえばシンプルな構図ですが、意外性が受けたのか、いろんな書店さんでこのPOPを作ってもらった思い出も。なんかじーっと見てると、ちょっと顔がほがらかになってくる不思議な写真です。「目でみることば」収録。

目でみることば

目でみることば

 

 

「現代の古典」として「遊泳舎」さんが『目でみることば』を取り上げてくれました

先日「梅田蔦屋書店のフリーペーパーで知って『目でみることば』を読みました」と、読者の方からメールをいただきました。

はて。それはどういうものか、東京書籍の営業の方にお聞きしたら、問い合わせの上、現物を送ってくださったのでご紹介します。

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「読書の学校」とは、大阪の梅田蔦屋で定期的に行っているイベントなのだとか。協賛・協力にいくつかの出版社が名を連ねておられますが、そのなかの「遊泳舎」さんが『目でみることば』を取り上げてくださいました。

「現代の古典」というテーマに「生まれ変わる」という切り口での選書3冊です。

「すでに世の中に存在しているもの、日常に定着しているものをもう一度見つめ直し、新たな形で生まれ変わらせることで、時代をまたいで生き残ってきた本があります。形式を変えながら、魂を受け継いでいく力強い三冊を選びました」

とのコメント。この「すでに世の中にあるものを見つめ直す」というのは、近年、自然と意識している僕の中での企画のありようです。新しい企画として、その題材ではなく、切り口をいかに楽しく面白くするか。題材は普遍的なものであっていいんだろう。そう考えています。またひとつ嬉しいご褒美をいただきました。感謝。

yueisha.net

遊泳舎は、できたばかりの小さな出版社です。ホームページなど拝見すると、その意気など共感するところが多く、刊行物などと出会うのが楽しみになりました。