おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

2021年シーズン Jリーグ開幕

1月は「行く」2月は「逃げる」なんていいますが、あっというまに3月に。東京は緊急事態宣言が続いており、なんとなく家で過ごす日々が多いのですが、土曜日はFC東京のホーム開幕戦ということで、久しぶりに味の素スタジアムへ。

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これでチケット完売。緊急事態宣言下の試合は観客上限5000人なので、こういった様相です。

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試合は見事逆転勝ち。森重アンカーシステムは、これは「皇帝ベッケンバウアーですか?」と思わせてくれる、ワクワクしたものでした。今年はこれでいきましょう。

最近よく作っているネットのレシピ〜白ごはん.comへの感謝を込めて〜

昨年はコロナの影響もあってよく家で料理をしました。

そんなときレシピサイトにとてもお世話になったので、その御礼も兼ねてよく作ったものをまとめてみます。

まず、なんといっても「白ごはん.com」でしょう。ネットメディアも文字通り玉石混交で、情報を得るために見たくもない広告を延々見せられてうんざりということも少なくない。そんなネットレシピへの見方を変えてくれたのが、僕にとってはこの「白ごはん.com」でした。情報が上手に編集されているうえ、実際に作ってみると簡単で美味しい。なかでもよく作ったのは以下ですかね。

www.sirogohan.com

www.sirogohan.com

www.sirogohan.com「白ごはん」の主宰である冨田ただすけさん、本当にリスペクト。いつかインタビューしたいなと思っています。

「白ごはん」以外で、我が子たちが好きだったのがこの餃子鍋。

cookpad.comこのポトフもよく作った。

oceans-nadia.comレタスクラブ」のサイトもときおり見ますが、なかでもこの「タコライス」はよく作った。タコライスって、ひき肉炒めればすぐできるし、余った野菜適当に入れればいいし、もっとも簡単な料理のひとつではないですかね。よく助けられてます。

www.lettuceclub.net料理は、日々作っていると、少しずつ勘所がわかって上手になって楽しいですね。今年はもっとレパートリーを増やすことを新年の目標としておきます。

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!

昨年は大変な年でしたが、今年は少しでも好転していくことを祈っております。

自身は相変わらず本を作るばかりですが、こういった状況こそ本が求められるのではないかと新しいこと、面白いことに挑戦していきたいと思っております。

新年、気分がよくなるよう山出高士カメラマンに撮影してもらった「順風満帆」の写真をご紹介しておきますね。では本年もよろしくお願いいたします。

2021.1.1 岡部敬史(おかべたかし)

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みなさんの「帆」にたくさんの風がありますよう!

Good News Stand はじめました

前から「いいニュース」を配信する媒体を作りたいと思っていたのです。暗いニュースばっかり流れてくるから、社会が暗いのでは。もっといいニュースが流れてくればもうちょっと明るくなるでしょうと。それで、こういう「やりたい」は、やっぱり口にするものだなと感じるのですが、やりたいと言ってると「やろう」「一緒にやりましょう」という仲間ができて、先月の11月24日(いいニュースの日^^)にオープンすることができました。
サイトの名前は「Good News Stand」

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毎日、いいニュースを貼り出しているコーヒースタンドがあればいいな――。そんな妄想から生まれたいわば仮想店舗で、僕らはコーヒーを飲みながら、持ち寄ったニュースについて話をしている――といった体裁で、ニュース記事の切り抜きとコラムなどをアップしています。
一杯のコーヒーのように、ホッとしつつも頭が冴える――。そんな店を目指しゆるりと営んで参りますので、ふらりと見に来てもらえたら嬉しいです。
 
 

『将棋「初段になれるかな」大会議』オンライントークイベント

今週末の土曜日、池袋ジュンク堂さんで『将棋「初段になれるかな」大会議』のオンライントークイベントを行います。

honto.jpこのイベントのオファーをくださったのが、将棋大好き書店員として名高い同店の中崎さん。先日、この中崎さんのインタビュー記事を書きました。

bunshun.jpこの記事にもありますが、中崎さんの愛情あふれる将棋棚が最高なので将棋ファンはぜひジュンク堂の池袋店に行ってみてください。

 それでオンラインイベントでは、この中崎さんと『将棋「初段になれるかな」大会議』の版元である扶桑社の将棋部部長で営業部長の梶原さんとの公開対局をお届けするのですが、梶原さんがもう楽しそうで楽しそうで笑っちゃうんです(笑)。その楽しそうな感じが伝わるメールがあるので、梶原さんがいいよといったので紹介しちゃいますね。

昨晩中崎さんとウォーズ友達対局したところ、1勝1敗でした。当日は熱戦になるかも!で、興が乗りすぎて、さらに練習対局を道場かどこかでやろうかなどと話をしております(笑)なんでしょう我々のほうがこんなにのめりこんでしまい…

 わはは(笑)。なんというか仕事ってここまで楽しくできるんだなと笑顔になりますよね^^ 

 この入念に準備されたお二人の対局を、高野六段のわかりやすくユーモアたっぷりの解説でお届けします。今週の土曜日19時から。ZOOMでの配信なのでどこからでも見ていただくことが可能です。これからの書店のイベントもこういったものが中心になってくるのかな――というところも個人的に関心があって貴重な体験。ぜひご覧くださいませ。

 

『将棋「初段になれるかな」大会議』出来ました

高野先生とさくらさんとの共著「将棋「初段になれるかな」大会議」できました!

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もともとは、息子が高野先生の将棋教室に通い始めたのがご縁の始まり。もう5年前のことですが、そのときは、失礼ながら高野秀行六段という人を僕は知りませんでした。地元の駅で将棋教室をやっている人と思っていたら「この人、プロ!」と驚いたものです(笑)。それから近所の飲み屋で飲んでいたら、実はそこは先生の行きつけで。また別の店で飲んでいたら、そこは先生の行きつけで。またまた別の店で飲んでいたら、そこは先生の行きつけでって(笑)。どんだけ先生の行きつけがあるのって感じで、僕は引っ越してきたばかりの経堂という町で、高野先生と飲むようになったのです。

さて息子が将棋教室に行きだした頃、まだ僕のほうが若干将棋が強かったのですが、あっという間に僕は勝てなくなりまして。それで悔しいもんだから、将棋の本でも読んでみようかと思ったのですが、これが「駒の動かし方」から書いてある超初心者用か、とても読めそうにもない有段者向けの本しか見当たらない。強くなってしまった息子に、たまに勝てるコツを簡単に教えてくれる級位者向けの本ってないですか? と、なんか飲みながら話していたら「じゃあそんな本を作ってみましょう」と盛り上がり、それならば漫画を描いてくれる人も一緒にと、さくらはな。さんにお声がけをして出来たのが前々作の『将棋「初段になれるかな」会議』。こちらが新書版だったところ、今回は、四六版になったので、まあ本のサイズも大きくなったしということで「大会議」と相成りました。(もちろん内容も大充実だからですよ)

さて今回も、高野先生の豊かな表現になんども感嘆したり、大笑いしたのですが、そのなかでヒットだなと思ったのが、将棋を料理に例えるという手法です。今、何かに例えるときの共通項ってのがないんですよね。一昔前なら野球に例えておけばわかったようなところもありましたが、今は誰もがわかるわけではない。そこで先生が料理に例えていたのですが、これがうまくハマったような気がします。「銀交換しただけだと、材料切っただけのようなもの。そこからその材料でどういう料理を作るのか、そのレシピを知らないと辛いんです」なんて誰にとってもわかりやすいですよね。このように肩肘張らずにサクサク読める例え話も豊富ですので、初段を目指す方、ぜひ一度手にとってみてください。

さくらはな。さんの漫画も相変わらずかわいい(カバー素敵ですよね)。カバーデザインしてくれた淡海季史子も素敵な仕事をしてくださって感謝。編集の池田さんも、営業も梶原さんも楽しくやってくださった本作。みんなで楽しく作ってますよという点においては、そうとう自信があります。仕事ってこうあればいいなぁと思える本とメンバーに感謝、感謝の一冊となりました。よろしくお願いします。

 *出版記念のオンラインパーティーが9月26日の土曜日にあります。将棋を一局解説した後、われわれの飲み会の模様の配信ですが、楽しそうな様子を見てやってくださいませ。

twitcasting.tvあと来月には書店さんでのイベントとか、将棋系ユーチューブへの出演など、いろいろイベントもありますので、そちらもよろしくお願いいたします。

映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』観てきました

「これは観ねば」と思っていた映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』観てきました。

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率直な感想として、政治映画の前に、家族の映画として、素晴らしかった。
主人公は、香川1区から立候補して、当選5回を数える小川淳也衆議院議員。彼を支える奥さん、二人の娘、お父さんとお母さん、みんないい人でね。お母さんなんぞ、今は息子を国に貸しているけど、いつでも返してもらってええんよと。娘二人の、笑いながらのお父さんが代議士であることの苦労話もとても面白く、本当に一気見でした。
今でも家賃4万幾千円のアパートに住む小川議員。その愚直さに心を動かされます。政治映画ということで、イデオロギーを感じる人もいるでしょうが、こういうまっすぐな人が政治に携わっていることに少しの救いを覚えました。
小川議員も映画の冒頭で話してましたが、政治家が嫌われている社会では、本当にこの国はよくならないという指摘は、その通りだと思います。
「一人でも好きな人ができるとその世界を見る目が変わる」
これは僕の持論で、歴史でもスポーツでも将棋でも好きな人が一人できれば、世界が変わって見えます。その最初の一人は誰でもいい。変わってもいい。政治家という「スーツを着たおじさんたち」から、一人一人の名前を知って、その人の生活を見ることで、政治というものに色がついていく。その一歩になる映画な気がしました。
気になるのは上映館があまり多くないこと。それこそ僕は「カメラを止めるな」的に増えるのかと思っていたのだけど、あまり増えていなそう。僕は、田端にある席数が20もないような極小映画館で見てきましたが、興行的に大丈夫なのだろうか。これをもっと見てもらうことは、政治のためにも、ノンフィクション文化のためにも大切かなと思い大プッシュしておきます。ぜひ。

www.nazekimi.com