週刊文春で敬愛する永江朗さんが「充電完了。」というコラムを書いておられる。これが従来の永江さんの「本に関するコラム」と異なるのは、電子書籍に関する話題に絞っているところだ。そんな永江さんのコラムで、今回はこんな〝本〟が紹介されていた。
これはAmazonのKindleで読める電子書籍なのだが、これは2006年に発売された新書がもとになっていて、著者自身によってセルフパブリッシングされたというのが興味深い。
《<電子書籍は「いま・ここを根拠とするニーズに応えられるしなやかさと、したたかさを備えているのだと思う>と著者は「はじめに」で書いている》
多くの著者は、作った後の本に、無関心だと思う。でも、重版未定で事実上の絶版になっている本にも、今に通じるコンテンツはあるわけで、これを積極的に世に発信していくのは大事なこと。
僕自身も全然できていないけれど、こういったこともっとやっていくべきだし、陽の当らない本にはビジネスとして何かしらの可能性があるようにも思うのです。