最近の読書を簡単にまとめて。
まず、お買い得だったのがこちら。
これはスゴい。280ページにわたって日本史に関する資料がすべてカラーで紹介されているんですが、価格がなんと840円! 840円ですよ。コンビニの500円本には、粗製濫造的なものも少なくないですが、こちらはさすが天下の山川だけあって作りもとてもしっかりしています。俺が書店主だったら100冊買って売りまくるであろう本。酒を飲みながら眺めるのも楽しい。これ見ながら飲み会したい。世界史版もありますよ。
文庫化されたこの小説が実に素晴らしかった。
ルソーという画家を巡る物語は、ミステリー要素もあって飽きさせず「絵」の魅力を伝えてくれる。未知なる何かを知りたいという好奇心をかき立てるというのは、小説として最高の褒め言葉のひとつだと思うけれど、まさにそんな作品。傑作だと思います。
書店の「人が死なないミステリー」というキャッチに魅かれて、ストーリーが完結する2巻をまとめて購入。なんか海外ミステリっぽい読後感は、なんだっけと思い返すとシドニィ・シェルダンに似ているのだろうなーと。
食の流行の変遷を読みやすく追ったいい本。専門家ではなくても、その流れを丁寧に解説する本というのは、やはり必要だなと思った。こういう仕事、必要ですよね。