今回の「有頂天」で「追分」ということばを紹介しています。
このことばの面白さは、根っこ部分から三叉路を見ると「追分」で、枝の部分から三叉路を見ると「落合」になるという、視点によることばの変化です。
それで、理想的な三叉路の写真を撮ろうと考えたのですが、なかなか該当する場所が見当たらない。何の変哲もない三叉路ならありますが「やっぱ角のポイントにお堂なんかがあるのがいいよ。絶対。絶対そうしよう」。山出カメラマンが言うことももっともなので、探しに探した末に探し当てたのが、この三叉路。
見事に三叉路にお地蔵さんがあります。別のアングルでも見てみましょう。
アップ。こういった三叉路にお地蔵さんや、庚申塚、お堂などがあるのは、そこが内と外の境界と考えられていたからだそうです。
逆から見ても面白い。この三叉路を見つけられたのは、この本のお陰でした。
この本をやっと探してあて、この東京都豊島区にある三叉路が撮影できたのです。
で、後日、息子の小学校の近くを自転車で走ってると「ふぁ?あああ?」と驚いた。
あるじゃん。近くに……。
だいたい、こういった案件には先輩がいるもんです。以前、マンホールの写真を撮ろうと思ったときも、すごい膨大な数の写真をアップしている人がいました。でも三叉路には多分いませんね。どなかたやってみませんか「三叉路マニア」。