日野原重明さんの「いのちの授業」という本に、いいこと書いてあったのでメモしておきます。
日野原さんといえば、現在103歳で現役医師をされている方として有名ですが、90歳を過ぎてから小学生を対象に「いのちの授業」というものをされておられたんですね。
この授業で日野原さんは「いのちとはなんですか?」と、子どもに問う。すると大半の子どもが「心臓!」と答えるんだとか。日野原さんは、いろんな果物をもって「心臓の大きさはどれくらい?」と尋ねる。大人だとマンゴーくらいの形と重さだけど、10歳だとレモンくらい。ただ、こういったやりとりは授業の前段で、日野原さんが本当に言いたいことは「いのち、とは君たちが使える時間」ということ。
命は時間。いい言葉。
あと、日野原さんがシュバイツァーを尊敬されていたことが、心に残る。以前、伝記を乱読したことがあるんですが、この人はちょっと偉人レベルが違うんですよね。息子にも、何かの折に話してやろう。このあたりの伝記がいいかな。
シュバイツァー―医療と伝道に一生をささげた聖者 (学習漫画 世界の伝記)
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ちなみに日野原さんは、この本を読んで医師を志したそうです。
あと、日野原さんがいろんな人に勧める映画として『ペイ・フォワード』を挙げておられたので、いつか見てみたい。
《四十にして惑わず。五十にして天命を知る》
ここに十年の歳月があるんだなーと、改めて感じ入ったことも記しておきます。