おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

自由研究に「似ていることば」も、いかがですか?

先週、こんな記事を書いたら

多くの人に読んでもらったので「自由研究のモチーフ第二弾」として「似ていることば」をご紹介したいと思います。こっちのほうが「目でみることば」よりも簡単かもしれません。

要するに「似ていることば」「似ているもの」を取り上げて「何が違うのか?」を調べていくわけです。たとえばこんなの。

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似ていることばの「あふれる」と「こぼれる」。この違いはなんだろうと調べると「あふれる」が「いっぱいになってから流れ落ちる」で「こぼれる」が「傾いたり揺れたりしてから流れ落ちる」ということがわかります。そしてもうちょっと調べると感情が一杯になって流れる涙が「あふれる」で、ふと流す涙は「こぼれる」と使い分けることがわかる。ここまで調べられれば100点でしょう。

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池と湖はどう違うかというと、これは大きさの違い。では沼ってどんなの? と調べていくと、これはこれでかなり難しかったりします。

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「果物」と「野菜」はどう違う? これは定番ですが、けっこう面白い。いろんな説がありますが、僕は「果物」は「木(く)の物」が変化したする「果物=木になるもの」説が妥当な気がしています。

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カレイとヒラメはどう違う? これは餌が違うので、口が可愛いのがカレイで、口が怖いのがヒラメと見分けられる。この見分け方というアプローチでネタを選ぶのも楽しいかも。

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フクロウとミミズクはどう違う? これはミミズクには、耳に「羽角」という羽があるんですね。ただ耳に見えるけれど耳じゃありません。

このように「似てることば」「似てるもの」を探して、その違い、見分け方を調べていく。やりやすい研究じゃないかな。以下、参考にしてください。

似ていることば

似ていることば

 

 英語でもできますよ。中学生からはこちらもいいかも。日本では同じ「カメ」でも、英語では違う。このあたりの似ている英語を調べると面白いですよ。以下の本を参考にしてください。

似ている英語

似ている英語