おかべたかしの編集記

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きっと教科書で見た「大政奉還」が飾られている「聖徳記念絵画館」のオフィシャルガイド発売!

昨日、お話をいただき一年ほど制作に携わっていた『聖徳記念絵画館オフィシャルガイド〜幕末・明治を一望する〜』が発売になりました。

聖徳記念絵画館オフィシャルガイド: 幕末・明治を一望する

聖徳記念絵画館オフィシャルガイド: 幕末・明治を一望する

 

 この表紙にもなっている神宮外苑、国立競技場の近くにあるこの建物を見たことがある人は多いと思います。しかし、国会議事堂とよく間違われる荘厳な外観ゆえ、入れないと思っている人も多いのですが、500円払えば誰でも入ることができます。
神宮球場などを有する神宮外苑は、明治天皇崩御後に造成されたのですが、この中心施設がこの絵画館。名前の通り「絵画」が飾られているのですが、その絵画は明治天皇の誕生から崩御までの歴史を当代の画家76人が描いたもので、1点の大きさは縦3メートル×横2.7メートル、総点数80点にもなります。そして普通の美術館と異なり、この80点の絵画を飾ることを目的に建てられたというのが、この絵画館の大きな特徴です。

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そしてこの写真の「大政奉還」など多くの人が「見たことある!」という作品が多いのですが、それがこの絵画館にあることは、ほとんど知られておらず、またこの絵画館がどのようにして造られたのかも、ほとんど知られていません。
そこでこの本は、この絵画館をもっともっと知ってもらいたいという願いから制作されました。またこの聖徳記念絵画館が、今年、90周年を迎えるにあたり、10月22日から11月20日まで特別展が開催されるので、そこに少しでも多くの方に来てもらえればという願いも込められています。特別展の詳細については、以下のサイトをご覧ください。

それでこの本、なんと持参すると、入館時に必要な500円が不要になるというお得なサービス付き。幕末から明治に興味のある方。明治天皇とその皇后である昭憲皇太后をもっと知りたい方。近代建築に興味のある方などなど、オールカラーで1200円とお買い得ですので、ぜひ手にとってみてください。