新刊『くらべる時代 昭和と平成』、ようやく完成しました。
僕は昭和47年生まれですが、昭和のことといえば、つい最近のことのようにも思えます。しかし、昭和から平成の間に、いろいろなものが変化しました。この本では、その変化を、昭和と平成の写真を見くらべることで感じ取ってみようという一冊です。
たとえば「ラムネ瓶」は、昭和の時代、すべてがガラスで出来ていましたが、平成になって飲み口や、そのすべてがプラスチックのものに変わっています。
日傘も、白から黒に変わりましたよね。
意外なところで、ボタンも変わっているのです。高価な洋服が売れた昭和の後期はボタンが大きかったのですが、平成になってボタンは全体的に薄く小さくなっています。
花束も変わっています。花屋さんにご協力いただき、それぞれの時代の象徴的な花束を作ってもらったのですが、こんなにも違うんですね。
このように今を生きる私たちが、つい見逃しがちな変化に注目しています。
コラムでは「公衆電話の使い方を知らない人が増えた」という話を書いてますが、ほんの一昔前まで当たり前だったことも「伝えようとしないと伝わっていかないんだな」と改めて感じました。
幅広い世代で昭和、平成について話し合う契機の一冊となれば嬉しいです。
来週の月曜日2月27日に配本なので、店頭は早くて28日、通常3月1日でしょうか。
なお、それに先駆けて池袋のジュンク堂本店の9Fでパネル展が今月18日の土曜日から開催されております。若干数の先行発売がありますので、お立ち寄りの際に、覗いてみてください(売り切れの際はご容赦くださいませ)。
というわけで「くらべる時代 昭和と平成」よろしくお願いします。
❇︎献本させていただいたビアガーデン仲間の和田さんが、素敵な紹介記事を書いてくださいました(ありがとうございます^^)本の概要、こちらでも感じてください。
あと、前作は、こちら。最近、テレビでここで紹介した東西のネコの違いが取り上げられ、ちょっとした反響でした。東西のネコ、尻尾が違うのです。