昨日、卓球のプロリーグ「Tリーグ」の女子開幕戦を見に行ってきました。
会場は、両国国技館。相撲の聖地でプロの卓球が開幕ということになったわけですが、駅のホームがちょっと面白いことに。
両国駅の使われていないホームで卓球体験が無料でできたんです。こういうの大事、卓球は、気軽にできるスポーツなので、これからプロリーグの会場でもやって欲しいですね。さて、会場へ。
会場の中はこのような具合。中央に1台だけ卓球台が据えられていて、マス席から観戦しました。
小学校のとき児童館で卓球を覚えて、それから中学、高校と部活、大学では同好会、学生時代は卓球のコーチのアルバイトまでしていた卓球がついにプロリーグということで実に感慨深い。チェアマンの松下浩二さんはじめ、ご尽力は並みのことではなかったでしょう。本当にお疲れ様でした!これからに期待しています!
ただ、これからTリーグは本当に発展していくのかなとちょっと不安なところもなくはない。そんな疑問と僕なりの提言を書いてみます。僕なりのTリーグを見て感じたことです。
◎カットマンを育成しよう。
一緒に観戦したOさんと一番盛り上がった試合が、平野美宇選手と韓国のソ・ヒョウォン選手の試合。これは一重にヒョウォン選手が優秀なカットマンだったゆえ。相手のドライブを受けとめてラリーが長く続くカットマンは、ショーとしての卓球に欠かせないように思いました。チェアマンの松下浩二さんもカットマンでしたから、ぜひカットマンの育成をしてもらいたいですね。1チームに必ずカットマンがいるのがいいのではないでしょうか。
◎チーム名はこれでいいの?
僕はJリーグのサポを15年ほどしてますので、どうしてもサッカーと比較してしまうのですが、チーム名はこれでいいのですかと少し疑問。木下マイスター東京と木下アビエル神奈川は、同じ木下グループのチームのようですが、ひとつの会社が2つチームを持っていいのですかね。地域に根ざしたプロリーグであるはずですが、昨日観戦した「日本生命レッドエルフ」は、地域名がないけれど、これはこれでオッケー? なんか統一感がないというか、ルール化されていないのが気になります。あと昨日は東京の両国での試合でしたが、なぜ名古屋と大阪のチームが対戦していたのだろう。このあたりもちょっと不思議です。
◎モニターのエンタメ感を高めよう
昨日の試合を見ていると、上部モニターで時折リプレイを流してくれるんですが、これがリプレイが入るプレーとそうでないプレーが混在していてなんか残念。全部リプレイ流して欲しいし、スマッシュの速度とか、決まり技なんかが画面に出るとかすると楽しいのでは?このモニターの工夫の余地はかなりあると思いました。
◎背番号はいい!
卓球のユニフォームに背番号? と思っていましたが、これはいいですね。プログラムを見ると0番から89番の選手までいますが、なぜその番号になったのか知りたいところ。こういう小ネタは、プログラムなどに落とし込んで欲しいですね。
◎グッズとフードとイベントの強化を
これは感じておられると思いますが、かなり重要。僕が応援しているFC東京も昔に比べればずいぶんよくなりましたが、まだまだ名物といったものがあるわけじゃない。グッズのセンスもなんかもうひとつ。ここが楽しくなってくれば、ファンは定着しますからね。子供と一緒に行くことを考えたら、イベントとして卓球ができるというのはいいと思います。試合会場には、卓球台がたくさんあって、試合開始前はそこで遊べるとか。選手とラリーができるとか。きっと観戦に来る子は、卓球をやっている子たちでしょうから、この部分は大切かと。サッカーのキックターゲットや野球のストラックアウトのような、的当てゲーム的なことも考えてもらいたいですね。
◎応援のあり方の確立
プロリーグなのですから、もっと応援が面白くなって欲しいですね。チアリーダーがいて、声を出したり、手を叩いたりを先導することも大事かもしれません。僕もFC東京のサポになったのは、応援の楽しさというのはありますからね。
ま、言い出したらきりがないのでこのへんで。子供達も「見たい!」と言っているので、また観戦したいと思います。みんなも行こうTリーグ。