『くらべる日本』刊行後も、日本文化の違いに興味が尽きず、いろんな本を読んでいるのですが、面白かったものをメモがてらご紹介。まずは、こちらの本。
僕も地方に旅行した際は、地元のスーパーに行くのを楽しみにしているのですが、そんなご当地スーパーで見つけた珍しいものがたくさん紹介されています。なかでも面白かったのがこちら。
こないだうちの息子がコンビニで「おやつ買って」と持ってきたのが「ジャッキーカルパス」というサラミのようなツマミだったので驚いたのですが、山形県ではこんな「おやつカルパス」なんてものが売られていて、当地では箱買いが一般的だと知って驚いた。山形では子供がカルパス、普通なんですね!
www.youtube.comあと富山県の「おでん」が驚いた。こんな「カニ面」なんていう、カニカニしたおでん種があるんですねぇ。昆布の大消費地でもあり「昆布パン」なんてパンもあるそうで富山県面白い。おでんは、本当に全国多種多様で、いつかひとつの鍋に全国の多様なおでん種を入れて俯瞰で写真を撮りたいと思っております。
あとこちらの本もすごかった。
ニッポン全国・和菓子の食べある記: 高島屋・和菓子バイヤーがこっそり教える郷土の和菓子480品
- 作者: 畑主税
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2017/11/07
- メディア: 単行本
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「くらべる日本」で和菓子の多様性に驚いて、いつかもっと取材したいと考えていたのですが、こんな決定版ともいえる一冊があったんですね。著者は高島屋の和菓子バイヤーの畑さん。全国の和菓子がこれでもかとオールカラーで載っていて1800円と超お買い得の本です。ここでも気になったのは、その多様性ですが、なかでも「羊羹」のバリエーションはすごいですね。もう黒くて長方形だけが羊羹とはとてもいえない。変わった羊羹がたくさんある。
北海道の「三石羊羹」は円筒形。
福島県二本松の「玉羊羹」はゴムの中に流し込んであり球体!
長野県諏訪郡には、寒天の産地ならではの「塩羊羹」。
そして福井県には、冬限定発売の「水羊かん」があるのです。
www.youtube.comあと和歌山県の「練ようかん」が赤かったり、羊羹の多様性はすごいですね。地方に行ったら、スーパーと和菓子屋のチェックは欠かせないと思うのでした。