おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

小田急線の新宿駅から終点の片瀬江ノ島まで歩いてきた話

先日、小田急線の新宿駅から終点の片瀬江ノ島駅まで歩いてきたので、そのルポを書いてみます。

ある日、中3の息子と新宿まで買い物に来た帰り、なんとなく南新宿まで歩いてみたところ、なんだかとても楽しかった。電車から眺めみていた景色の側に立つのが面白く、そこから次の参宮橋まで歩いた帰りの車内で、ふと「終点の小田原まで歩いてみるか」と息子に言ったら「いいよ」というので、そんならやってみっかと挑戦することにしたのです。

前から歩くことには興味があり、京都出身で東京に住んでいるので「東海道踏破」的な記事を読むのは大好き。そんな記事のなかに、東京から小田原まで歩いて、次は小田原からその先へ……といった感じで挑戦している人がいることを知りました。なるほど。一気に歩かずとも、ある区間を歩いて次はその続きから始めればいいのか。そう思うと、小田急線の経堂駅に住んでいる僕にとっては、とても気軽にできそうでいいなと。それで挑戦した記録が以下のようなものです。

1日目 新宿→南新宿→参宮橋
2日目 参宮橋→代々木八幡→代々木上原→東北沢→下北沢→世田谷代田
3日目 世田谷代田→梅ヶ丘→豪徳寺→経堂→千歳船橋祖師ヶ谷大蔵成城学園前→喜多見→狛江
4日目。狛江→和泉多摩川→登戸→向ヶ丘遊園→生田→読売ランド前→百合ヶ丘→新百合ヶ丘
5日目。新百合ヶ丘→柿生→鶴川→玉川学園前→町田
6日目。町田→相模大野→東林間→中央林間→南林間→鶴間→大和→桜ヶ丘
7日目。桜ヶ丘→高座渋谷→長後→湘南台六会日大前→善行→藤沢本町→藤沢
8日目。藤沢→本鵠沼鵠沼海岸片瀬江ノ島

というわけでのべ8日の挑戦。どの日も最長で4時間くらい。歩数にして2万数千歩が最大です。ん? 小田原まで行くのではなかったのかと疑問に思われるでしょうが、Facebookで途中経過を報告しているとき小田原行きは次回にして今回は片瀬江ノ島にしてみたらとアドバイスをもらったのです。

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これが小田急線の路線図ですが、相模大野から小田原に行と片瀬江ノ島行に分かれるんですが、小田原方面は山間部も通りかなりしんどいというので、近くの片瀬江ノ島に行くかと進路変更をしたのでした。

とはいえ楽な道ばかりではないので、僕なりのしんどい駅間ベスト3を発表します。

1位 鶴川→玉川学園駅/ここはつらかった。駅間が長いのもあるけど、線路沿いを歩くことができず、山に宅地造成されたところを地図を見ながら歩いて45分くらいかかりますかね。この後の玉川学園→町田の間も距離が長く、鶴川→町田の間が、この沿線ウォーク最大の難所といえるでしょう。

2位 鶴間→大和/ここも駅間が長い。線路沿いをずーっと歩けるももの、歩いても歩いても駅が見えない感じがすごい。とても印象に残る駅間です。

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3位 生田→読売ランド前向ヶ丘遊園からだいぶ歩く道が変わってきて、国道沿いを車と歩くことになるんですが、これがなかなかしんどい。車の音が思いの外プレッシャーになるので、できるだけ車のそばを歩かないのがひとつのポイントだと思いました。

ただ「ここはつらかった」というところは、帰りの電車から眺め見るのも楽しく、思い出深い区間ともいえます。そう、歩く前はただの通過駅だったのが、歩いてみるとその体験ごと浮かびあがってきて、車窓から眺めているだけでも楽しく思えるところがとてもいいチャレンジです。また地震などで電車が止まったときも、自分がどれだけ歩けるか体験として知ることができるので、そんな観点からもおすすめ。思い立ったとき気軽に挑戦できるので、ぜひみなさんも沿線ウォークやってみてはいかがでしょうか。

中3という以前ほど話さなくなった息子ともよく話す機会になってそれもよかったなと思っています。次は、二人で山手線一周に挑戦する予定です。

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これは今回の挑戦でいちばんの眺め。善行から少し行った先の高台からの眺めで小田急線がとてもきれいに見えました。