おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

8月1日「あの棋士はどれだけすごいの?会議」のイベントやります。

おかげさまでたくさんの人に読んでいただいている『あの棋士はどれくらいすごいの?会議』ですが、8月1日にジュンク堂書店池袋本店で、トークイベントをやります。

8/1 高野秀行先生×岡部敬史さん×さくらはな。さんonline.maruzenjunkudo.co.jp

オンライン視聴もできますので、みなさん一緒に高野先生の「あの棋士トークを楽しみましょう。

 

あと、9月4日には、三重県の津市で「くらべる東西」「くらべる日本」のトークをやります。こちらはカメラマンの山出さんと一緒に。無料ですので、お近くの方はぜひ。

okataco.hatenablog.com

最近、息子が紅茶好きで、二人でいろんな店に行ってるんですが、家でも美味しく飲みたいねといろいろ探したところ、この21分方式というのが、とてもよかった。ちょっと手間かかりますが、おいしいです。おすすめ。

dot.asahi.com

いろいろ工夫して、過酷な夏を乗り越えましょう。日本の夏はもうそんな季節になった気がします。

 

シリーズ15弾『目でみる日本史』はみんなにも真似て行ってもらいたい旅ガイドです

『目でみることば』シリーズの15弾となる『目でみる日本史』が発売となります。カバーは石田三成が見た関ヶ原

つまり「あの歴史上の人物が見た景色を見に行く」という企画なのですが、これが実に楽しい。ほんと楽しいからみんな行って!というわけで、そのいくつかをご紹介します。

こちらは吉田松陰が見た下田湾。吉田松陰は、黒船に密航して海外に行こうとするのですが、それを試みたのがこの下田湾。入江になっていて、なるほど黒船はこんなところに停泊したのかと感じられます。松陰は夜中に小舟を盗んでここから黒船に向かったのですが、その景色がそのままある。十年ほど前、観光で行ったとき「これ松陰が見た景色と同じ」と思ったのが、この企画の出発点でした。

こちらはこの春に奈良に撮影に行ったときのもの。中大兄皇子が見た大和三山です。あの中大兄皇子が見た景色が、わりとそのまんま残っている奈良の素晴らしさたるや。

こちらは北条泰時が作ったとされる鎌倉切通のひとつ朝比奈切通。鎌倉は山に囲まれた天然の要塞で、攻められにくい分、行きにくい。そこでこういった山を切り開く「切通(きりどおし)」と呼ばれるものが作られたのですが、これが当時の雰囲気がそのまま残っている。

これは福沢諭吉大村益次郎が在籍して大阪の「適塾」の眺め。この先に見える窓の向こうが、この塾を作った緒方洪庵の書斎であり、夜、あの窓の明かりが点いていると、福沢や弟子たちは「先生がまだ勉強しているのだから俺たちも」と意気込んだそうです。

仕上がった本を見ると、歴史が古いものから並べたという工夫が活きていて、めくるたびに現代に近づく感じも楽しいです。弥生人から三島由紀夫までの旅、ぜひお楽しみください。

 

 

『あの棋士はどれだけすごいの?会議』は作ってる僕らがいちばん楽しい

息子が通った将棋教室の先生というご縁で始まった高野先生と僕と漫画家さくらはな。さんとの3人で送る「将棋ほにゃらら会議」シリーズの第4弾『あの棋士はどれだけすごいの?会議』が発売になりました。

カバーも素晴らしい!挿画のさくらさんのがんばりはもちろんですが、装丁を担当してくれた淡海季史子さんの仕事が素晴らしかった。ありがとうございました。

今回は「藤井聡太って、めっちゃ強いって言われているけど、昔の大名人とくらべたらどうなの?」という、多くのみなさんが素朴に疑問に思うようなことを企画の骨子に、有名な棋士のすごさをわかりやすく高野先生に話してもらいました。

だいたい我らが街・経堂の飲み屋さんでテレコを回しながら、あれこれ話したことを原稿にしていくのですが、今回も高野先生のすてきなフレーズがいろいろ。いくつか紹介します。

大山康晴十五世名人について

岡部 なんかレジェンドすぎて、すごく昔の人というイメージなんですが、お亡くなりになったのは1992年なんですね。

高野 最近、将棋を見るようになった方には、織田信長と一緒に生きてたくらいのイメー ジでしょうか?(笑)

ちょっと笑ってしまうフレーズ。そう、すごく昔の人というイメージもありますが、高野先生は大山先生の記録もとったことがあるといいます。

中原誠十六世名人について

さくら 高野先生は対局したことあるんですか? いわゆる「師弟対決」。

高野 はい。2局あります。最初は新四段のときでしたね。一回戦勝ったら師匠だったときがありまして。

さくら そのときはどうでした?

高野 そのときはですね。うーん、トスバッティングのお手伝いみたいな感じでしょうか (笑)。

棋士・中原先生は、高野先生の師匠。レジェンド棋士の貴重な話をいつもいろいろ聞かせてくれます。

谷川浩司十七世名人について

さくら 高野先生にとっても、谷川先生は憧れの人でしたか?

高野 それはもう。谷川先生が21歳で最年少名人になったのは1983年6月15日なんで すけど、この日は私の11歳の誕生日なんですよ。あのとき「俺もあと10年で名人に......」 と思いましたからね。


一同 わはは(笑)。


谷川先生は、高野少年の憧れだったんですねぇ。

本ができたあと扶桑社将棋部のみなさんともいっしょに乾杯できて、本当に楽しいチームで仕事ができて嬉しい限り。「先生、一緒に本を作りましょうよ」と言った5年前の酒場は本当にいい場所だったなと。本の企画の半分は、酒場で生まれているような気がします。

楽しい仲間とは、池袋ジュンク堂本店で8月1日にイベントも行いますので、お時間ありましたらぜひとも。

8/1 高野秀行先生×岡部敬史さん×さくらはな。さんonline.maruzenjunkudo.co.jp

本はこちら。よろしくお願いします。

 

 

9月4日開催《三重のまなび2022 くらべる東西 くらべる日本~じゃあ、三重は?~》

9月4日の日曜日に《三重のまなび2022 まなびぃすとセミナーくらべる東西 くらべる日本~じゃあ、三重は?~》という講演を津市にある三重県生涯学習センターでやります。

ざっくりいえば、東のものと西のものをみなさんと見て「三重はこっちだ!」と語る会です^^ たとえばこんな東と西。東西文化の境界線にありそうな三重県ではどちらが主流なのでしょうか。

いなり寿司は、俵型?三角?

銭湯の湯船は奥?それとも中央?

ネギは白?青? そんな話を私たちの『くらべる東西』『くらべる日本』を題材に話します。あと7月の新刊『目でみる日本史』からシリーズ1作目の『目でみることば』の面白いところをダイジェストで。またシリーズにおいて三重県で撮影したものの撮影裏話などします。
参加費無料ですので、三重県近郊の方、ふるってご参加ください。 今日から申し込み始まりました。申し込みは以下のリンクからです。よろしくお願いします。今から津に行くのがすごく楽しみです!

www.center-mie.or.jp

 

「読む将棋2022」刊行

今年も編集から参加していました文春ムック「読む将棋2022」発売になりました。

いろんな棋士のドラマが詰まっております。今回「将棋記者のおしごと」として、将棋記者の方の鼎談も担当しましたが、こういうインタビューは面白いですね。いろんな仕事の人の話を聞いてみたい。

あとこのムックと連動した将棋イベント「観る将アワード2021/2022」が今度の火曜日開催されます。リアル参加は売り切れのようですが、オンラインは参加できますので、よろしければ。今年も司会で楽しく参加します。

4/26 観る将アワード2021/2022online.maruzenjunkudo.co.jp

あと「目でみることば」シリーズは、次作のテーマを歴史にして、全国各地を巡っています。こちらは4月上旬に行った奈良。きれいだった。

奈良は日本でいちばんビルが低いらしいですが、だからこそ空が広い。日本一空が広いところと売り出してはどうでしょうか。こちらは福井。

佐々木小次郎燕返しを会得したという滝の前で山出カメラマンが撮ってくれました。無駄にかっこよくて最高。こちらは6〜7月に出ます。

「ちがい」をしらべてくれた少年。ありがとう

ツイッターで、嬉しい報告をいただいたのでメモしておきます。

「しらべるちがいのずか」を見て、自分も「どのみかんがおいしいか」調べてくれたとのこと。こういう報告で、この本作ってよかったーと心から思います。ありがとう少年!^^ 

この本で紹介した「からいシシトウをみわける」とか「生卵とゆで卵をみわける」とか「おいしいみかんを見つける」とか、ワークショップでやりたかったんだよなー。コロナが落ち着いたらぜひどこかでやりましょう。