おかべたかしの編集記

執筆・編集の記録とお知らせと。

『目でみることば』

久米宏さんの魅力が伝わってくる「ニュースステーションはザ・ベストテンだった」

6月に「久米宏 ラジオなんですけど」のゲストに呼んでいただいたとき、久米さんってすごいなー!と感じたんです。 まず控え室で待っていたとき、CMの合間に突然「こんにちは!」とやってこられたんですよ。突然現れたあの久米さんにこちらはビックリしつつ…

お気に入りの「目でみることば」その7 「図星」ってどんな星?

お気に入りの「目でみることば」紹介コーナー。今日は「図星」です。「人の指摘がその通りであること」を図星といいますが、では「図星」とは何か? これが図星なんですね。 この弓の的の中心部が図星なんです。こりゃわかりやすい!と撮影場所を探したので…

お気に入りの「目でみることば」その6 「引っ張りだこ」

今日は『目でみることば』の表紙を飾った「引っ張りだこ」のご紹介。人気ものであることを「引っ張りだこ」といいますが、これがタコの干物に由来すると知りました。さて撮りに行こうと思ったところ、この干物を作っているところが案外少なく、東京から至近…

お気に入りの「目でみることば」その5 不正乗車が「キセル」の理由

お気に入りの「目でみることば」を紹介するコーナー。今回は「雁首を揃える」のサブネタで紹介した《不正乗車が「キセル」の理由》です。 決められた運賃を支払わずに鉄道などに乗ることを「キセル」といいます。パスモなどICカードで乗車する時代となっては…

お気に入りの「目でみることば」その2「芋づる式」

お気に入りの「目でみることば」を紹介するコーナー。今日は「芋づる式」です。ことばの意味は「あることを契機に次々と人やものが現れる様」ということですかね。比較的「悪い意味」で用いられるのは、明治政府の中心となった薩摩藩への皮肉ゆえという説が…

お気に入りの「目でみることば」その1「けりをつける」

「久米宏のラジオなんですけど」出演後、大きな反響をいただいております。もう10年ほど前に作った『目でみることば』が、こんなに注目していただいて、本当に嬉しいかぎり。久米さんもすごく楽しんでくださってとても嬉しかったなぁ。そこで、これから数回…

久米さんのラジオに出てきました。御礼

昨日、TBSラジオにお邪魔して「久米宏ラジオなんですけど」出演してきました。今までも、何度かテレビやラジオに呼んでいただきましたが、あれほどパーソナリティの方が、本を読み込んでおられたのは初めてでした。『目でみることばシリーズ』の全11冊、その…

「クイズ!オトナVSこども」に『目でみることばのずかん』

明日、5日土曜日の午後1時30分〜午後3時まで、フジテレビで「クイズ!オトナVSこども」という番組が放送されます。 クイズ!オトナvsこども - フジテレビ 《坂上忍&上地雄輔MC!天才キッズVS芸能人クイズバトル》 ということのようなのですが、この問題…

模造紙は何を「模造」しているのか? 『数字が語る現代日本の「ウラ」「オモテ」』

実に面白い本でした。 数字が語る現代日本の「ウラ」「オモテ」 (学研新書) 作者: 宇田川勝司 出版社/メーカー: 学習研究社 発売日: 2009/11/18 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (5件) を見る 著者は、中学校の先生なのですが、いろん…

夏休みの自由研究に「目でみることば」いかがですか?

いよいよ夏休みですが、夏休みといえば「自由研究」。子どもの頃は、ひたすら面倒という印象ばかりですが、大人になってみると、なんか楽しそうだし、自分もやってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。かくいう僕もそうでして、まあ、企画たてて本を…

5月7日に 表現の学校「ことばを目でみるワークショップ」開催

5月7日に「本とコーヒーtegamisha」で《表現の学校「ことばを目でみるワークショップ」》を開催させていただくのでお知らせです。 今日のお手紙 » Blog Archive » 【5/7(土)表現の学校「ことばを目でみるワークショップ」講師:おかべたかし】 《第1部…

「壁新聞」で紹介していただきました

少年写真新聞社が発行する「図書館教育ニュース」で取材をしていただきました。 このように新聞といっても「壁新聞」。なんでも中学、高校の図書室などに主に貼られるのだとか。こういう媒体あるんですねー。初めて知って興味津々でした^^ これを機に『目で…

小学生から読める『目でみることばのずかん』

おかげさまで『目でみることば』シリーズ好評いただいておりまして、このたび過去の作品を再構成して、小学校の低学年から読める「ずかん」となって刊行されることになりました。題して『目でみる ことばのずかん』。 これがカバーですが、デザインの佐藤さ…

三叉路を探して

今回の「有頂天」で「追分」ということばを紹介しています。 このことばの面白さは、根っこ部分から三叉路を見ると「追分」で、枝の部分から三叉路を見ると「落合」になるという、視点によることばの変化です。 それで、理想的な三叉路の写真を撮ろうと考え…

おひるね動物園

『目でみることば 有頂天』が発売されたので書店巡りをしてきたのですが、渋谷のブックファーストさんには、とてもかわいいお隣さんがいたのでメモがてらご報告。 おひるね動物園 作者: たちばなれんじ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/12/01 メ…

シュークリームの語源はキャベツ

シュークリームは、フランス語の「chou à la crème」 (シュー・ア・ラ・クレーム)が転じたことばで、「シュー」とはフランス語でキャベツを意味します。いわれてみれば、シュークリームってキャベツのような形にも見えますよね。そんなキャベ…

雀の美しさ

明日発売の『目でみることば 有頂天』の中で、山出カメラマンが一際頑張って追いかけたのが雀です。「雀百まで踊りを忘れず」ということばを体現する写真が、なかなか撮れず粘って粘って撮った一枚が素晴らしい。その作品は本のなかで見てもらいたいのですが…

「司令塔」見たことありますか?

よくサッカーの解説で「司令塔」ということばを聞きますよね。中盤で攻撃を操るパサータイプの選手で「中村俊輔なんかはまさに司令塔」と当たり前のように使っていることばですが、ある日ふと「司令塔はどんな塔?」と疑問に思ったのです。 このふと疑問に思…

「有頂天」な作品あれこれ

今週末12月12日に発売が迫った『目でみることば 有頂天』ですが、タイトルがいいとお褒めの言葉をいただいております。 目でみることば 有頂天 作者: おかべたかし,山出高士 出版社/メーカー: 東京書籍 発売日: 2014/12/12 メディア: 単行本(ソフトカバー)…

有頂天の見本到着

『目でみることば 有頂天』の見本が到着〜。 目でみることば 有頂天 作者: おかべたかし,山出高士 出版社/メーカー: 東京書籍 発売日: 2014/12/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る なんつーか「海洋堂が作った狸フィギュア?」…

『目でみることば 有頂天』

『目でみることば』の第三弾となる『目でみることば 有頂天』が発売となります。 本来なら『目でみることば3』ですが3まで続けられたハッピーな気持ちをお馬鹿テイストで表現しつつ「3と銘打つと1と2を買ってない人は手に取らないんじゃないの?」とい…

今日の「メジロ押し」

「メジロ押し」を撮るためのメジロ観察、毎日続けています。 我が家の近くにやってくるメジロが好きな場所がわかってきた。 こうやってコンスタントに2羽をいっしょに撮れるようになったのは進歩かな。 木の枝にミカンを刺しておくと、だいたい1日で食べ尽…

「メジロ押し」撮れそう?

いろんな言葉の由来を写真に撮っている『目でみることば』で、もっとも撮るのが難しいのが「メジロ押し」。行列する様を形容するこの言葉は、メジロが枝にぎゅぎゅと詰め合って並ぶことに由来するのですが、これがなかなか見ることができない。そんなわけで…