『目でみることば 有頂天』で「豹変」ということばを取り上げています。
ヒョウが「変わること」のモチーフとされたのは、秋になって毛が抜け替わると黒い模様が鮮やかに見えるからだそうです。
この「豹変」ということば、今ではあまり良い意味で使われませんよね。しかし、この由来となった「君子豹変す」ということばは、君子、つまり立派な人物は過ちがあれば、すぐに認めて改めるという文脈にある。
つまり。変化をよいこととして捉えているんです。
変化することは、よいこと。
この認識を持つと、生きるのがとっても楽になりますよ。
30歳、40歳と年を経ると、どんどん変わってくる。「俺はこうだ!」と強く思っていたことも、変わってくる。そこで、変わっちゃいけないと思って、踏ん張る人もいるでしょうが、変わってもいいんです。
そして「こんな風に変わるんだな」とその変化を楽しめるようになれば、本当に生きるのが楽になると思いますよ。