7年前に刊行した『目でみることば』からシリーズも重ねること13作目。新作「目でみる数字」ができました。
その一例はこちら。一般的に《電柱の間隔はおよそ30m、バスの車体の全長はおよそ10m》とされていて、外で長さを把握するときの指標に使えるんですね。「写真で一目瞭然」&「自分たちで撮影をする」がモットーの我々にとっては、ここから「どうやって撮影しよう」と考えるのが腕の見せ所。ただ都内で試行錯誤するもなかなか思い通りに撮れず、山出カメラマンが「ちょっと千葉に行ってくるわっ!」と、締め切り寸前に撮影してきてくれたのが、こちらの写真。どうですか。完璧ですよね(笑)。電柱の間隔の3分の1のサイズに納まったバス。これぞ「目でみる数字」ではないでしょうか。
もう一例がこちら。一寸法師の「一寸」とは「とても小さい」の意味ですが、本当に「一寸=およそ3.03センチ」だったら……と撮影したのがこちら。ちっさー(笑)。昔話通りの活躍をしようと思ったら五寸法師くらいないとダメですね。
こちらは大変貴重な「本当に手が千本の千手観音像」。
全長1.2キロにも及ぶ団地。
実験ものもありまして、こちらは浮く野菜/沈む野菜。重さではなく、浮き沈みを決める要因は何でしょうか?
カバーは、ハリセンボンくんです。
こうして「数字」がテーマでありながら、国語・算数・理科・社会、あらゆる分野の「数」が見て楽しめるものになりましたので、ぜひ家族で楽しんでくださいませ。
よろしくお願いします。
*銀座の教文館さん。日本橋の丸善さんで、フェアをやっていただいているようです。お近くにお寄りの際は、ぜひ覗いてみてください。アマゾンもありますが、お近くの方は書店さんで買ってもらえたら嬉しく思います。