縁あって京都の町家を見学させていただくことができました。写真が多いので、二つの記事にわけてご紹介します。
石畳に面したこんなすてきな町家です。
このように京都市から「景観重要建造物」に指定されているお宅です。外観などの改修には制限が設けられる一方、建物の維持に補助が出るそうです。
玄関から入ると右手にはこんな和室。
正面にはこんな広々とした空間が広がっています。天井が高く二階部分まで吹き抜けに。
かまどもあります。京都では「おくどさん」と呼びます。
おくどさんは煙突を付ければ今でも使えるとのこと。配管も煙突が通せるように工夫がされています。
築100年以上経つこの町家。リフォームは繰り返されているのでしょうが、こういった流しは今でも使えるようになっています。奥に見えるのは井戸です。
裏手にある和室への上がり場にある石。ここで靴を脱ぐのですが、こういうのを「沓脱石」(くつぬぎいし)と言うそうです。無料で譲っていただいたそうですが、重さが1トンもありここに運んで設置するのに30万円ほどかかったのだとか。このように町家としての体裁を維持し続けるには費用も労力も相当かかります。お部屋の中は、「その2」で紹介しますね。