あらゆるものの「寿命」に着目した『寿命図鑑』。
楽しいイラストで「動物」「植物」「鳥」「建物」など、いろんな寿命について教えてくれるのですが「日本人の寿命」が興味深かかった。以下、各時代の平均寿命として紹介されているものです。
「旧石器時代」……15歳
「縄文時代」……15歳
「弥生時代」……18歳〜28歳
→ここで寿命が伸びるのは稲作や武器の発達の影響だとか。
「飛鳥・奈良時代」……28歳〜33歳
「平安時代」……30歳
「鎌倉時代」……24歳
→天候不順で厳しい時代だったとか。
「室町時代」……15歳
→縄文時代まで逆戻りしているのは争いの増加と不作が影響だとか。
「江戸時代」……32歳〜44歳
「明治時代」……44歳
「大正時代」……43歳
「昭和時代(戦時中)」……31歳
「昭和時代(戦後・昭和22年〜)」……50代
「昭和時代(戦後・昭和46年〜)」……70代
「平成時代」……83歳
こうしてみると近代といわれる明治でも44歳だったとか、少し驚きますね。新生児の死亡率が大きく低下したのが原因でしょうが、今、当たり前に考えている「80歳以上の人生」というのは、ここ最近の出来事なのですね。
「寿命図鑑」カバーも素敵でした。