『くらべる東西』を出してからも「東西ネタ」に関する興味は尽きず、いろいろ調べております。そんななか、こんな2冊の本で知ったネタをご紹介。
子どもが見ても楽しいだけでなく、ネタも深く素晴らし本でした。このなかで関東の「大学イモ」を関西で「中華ポテト」と呼ぶと書いてあったのですが、初耳。「メンチカツ」を「ミンチカツ」と呼ぶのは、なんとなくわかるというか、僕は関東にくるまで「メンチカツ」というものを知りませんでした。味の表現でいえば《西の「からい」に東の「しょっぱい」》はなるほどなと。そんななかいちばん惹かれたのは、角もち、丸もちの東西対比が、北海道の中では混在しているというお話。
丸もち、角もちも北海道ではご覧のように混在。北海道には、明治以降、内地の人が集団で移住したので関東文化と関西文化が混在していることは知っていたのですが、どこが関東、関西というのは、明確にわかっているのですかね。これをぜひ調べてみたいと思っておりまして東西の第二弾の際には、北海道遠征できないかと画策しております。
次にこの本。
地理学の視点から世界を読み取るというこんな本にも東西の違いが少し載っていました。
《関ヶ原以東では「イエ」という人が多く以西では「ウチ」という人が多く、明後日の翌日を西日本では「シアサッテ」というが、ほぼ糸魚川ー静岡戦より東では「ヤノアサッテ」という》
「ヤノアサッテ」ということば、何かで目にした記憶が……という感覚しかなかったのですが、関東のことばだったのですね。いろいろ深い。これからも調べて参ります。
そうそう。東西ネタといえば、我々「くらべる東西」コンビもロケに参加したNHKの《中部 境界線ワンダーランド》が、明日6日、日曜日の午後1時5分から再放送あります。中部地方のみの放送ですが、前回見逃した方、ぜひご覧くださいませ。